写真左:Panasonic LUMIX G VARIO 7-14mm F4(画角114-75°最短撮影距離25cm 300g)
写真右:OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8(画角114-75°最短撮影距離20cm 534g)
広角編からの続きです。
では、望遠端編も全体構図からいきましょう。
G VARIO 7-14mm F4 14mm F4開放 ←①
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 14mm F2.8開放 ←② ・・・何かが写り込んでいるような気もしますが、疲れのせいでしょう。
気を取り直して、①の切り出し画像から。G VARIO 7-14mm F4
14mm F4開放
14mm F4→F5.6
14mm F4→F8
②の切り出し画像です。M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8
14mm F2.8開放
14mm F2.8→F4
14mm F2.8→F5.6
14mm F2.8→F8
同じ切り出し部位を並べてみます。左がG VARIO、右がM.ZUIKO DIGITAL。いずれも開放です。
左上
右上
左下
右下
左上・左下はほぼ同等かG VARIOが僅かに良好で、右上・右下はM.ZUIKO DIGITALが明らかに良好です。広角端のような極端な差はありませんでした。
最後に、右下の切り出し画像をそれぞれのレンズ毎に並べ、絞りによる画質の変化を見ます。G VARIO 7-14mm F4から。F4、F5.6、F8の順です。
F5.6とF8の違いはほとんどわかりません。
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8。F2.8、F4、F5.6、F8の順です。
広角端と違いF2.8開放ではやや甘い印象です(それでもG VARIOのF8以上ですが)。F5.6がBESTでしょうか?
まとめ
望遠端の周辺画質もM.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8に軍配が上がりました。価格と重量の差に見合った、非常に高いパフォーマンスを見せてくれたのではないかと思います。
普通ならこれでG VARIO 7-14mmはドナドナとなるのですが、このレンズを9年使ってきた結果、単純にM.ZUIKOに置き換えられないと感じていることがあります。
それは、超広角レンズなら避けて通れない、逆光時のゴーストの出方です。G VARIOのゴーストは出方が美しくなる光線角度と焦点距離の組み合わせがあり、工夫次第で絵作りに使えるのですが、M.ZUIKOのそれは今のところ邪魔になるだけと感じています。このあたりはもう少し使い込まないと判断できないので、それまでは使い分けることになりそうです。
G VARIO 7-14mm F4のゴーストの一例 これはちょっと出し過ぎですが。
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8のゴーストの一例