Vivitar 100mm F2.8 MACRO その2

レンズ

前回の記事で宿題とした点

①周辺部の画質(特に開放時)

②より高画素なボディでの解像力

③遠景の画質

について、CANON EF100mm F2.8L マクロ IS USMとの比較を交えながら検証していきましょう。

先ずは、①周辺部の画質から。Vivitarの画角は次の通り。

Vivitar 100mmF2.8MACRO 絞り開放

では、中央部から等倍切り出し画像でチェックします。

Vivitar 100mmF2.8 MACRO 絞り開放 コントラスト低めながら、解像度は十分です。
Vivitar 100mmF2.8 MACRO 絞りF4 コントラストが向上
Vivitar 100mmF2.8 MACRO F5.6 更にコントラストが向上
Vivitar 100mmF2.8 MACRO F8 F5.6との違いは判別できず。

次にCanonの画角です。

Canon EF100mmF2.8L is MACRO 開放 Vivitarは本当は105mmなので画角が違います。
Canon EF100mmF2.8L is MACRO 中央部等倍切り出し 開放だがコントラストはVivitarのF5.6並み、解像力も互角

次に、周辺部の等倍切り出しです。

Vivitar 100mmF2.8 MACRO 開放 かなり甘いですね。
Vivitar 100mmF2.8 MACRO F4 少し改善しましたが甘い。
Vivitar 100mmF2.8 MACRO F5.6 やはり改善はするも、まだ甘い。
Vivitar 100mmF2.8 MACRO F8 だいぶ良くなりました。
Canon EF100mmF2.8L is MACRO 開放ですが周辺部はVivitarのF8以上の解像力です。

ということで、遠景における周辺画質はCanonの圧勝でした。画質を向上させるために絞る必要を全く感じず、流石は最新設計のレンズといったところでしょうか。ただ、開放での周辺光量はVivitarの方が優秀なようです。尤も、画質が伴わなければその価値も半減ですが。

近接撮影における周辺画質比較も行いますが、長くなったので別記事としてアップしたいと思います。

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