アンジェニュー第三弾は準広角レンズです。寄り亀の私感ですが、アンジェニューの人気レンズと言えばこの35/2.5か90/1.8ではないかと思います。
外観は光沢のある黒い鏡胴にシルバーの大味なローレット?がアクセントになっていて、如何にもアンジェニューと言った感じです。
一番上のローレットが絞りリングになっています。このリングはその下のピントリングとは独立しており、絞りを操作するとピントリングまで回ってしまうという、時々クラシックレンズに存在する困り事はありません。
また、絞りリングを下に下げると任意の絞り値以上に回らないようにストッパーを効かせることができるので、開放絞りでピントを合わせたらそのまま手探りで設定絞り値に素早くセットすることができます。
この個体は外観・レンズのコンディション・ヘリコイドの動きいずれも良好です。ではカメラに装着してみましょう。
では、作例いきます。遠景から。
F5.6で周辺までほぼ良好な画像が得られたので、ここまでとします。
次に、逆光の作例です。
次は最短撮影距離にて。あまり寄れないんです。
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スナップに丁度良い焦点距離とやわらかな写り、アウトフォーカスの美しいボケが魅力の本レンズ。画素数控えめでラチチュードの広さが売りのα7Sとは相性も良さそうです。普段はつい便利なAFレンズを持ち出してしまいますが、こういうレンズも使いこなして表現のレパートリーを増やすことも大事かもしれない、今回の試写でそんな風に感じた寄り亀なのでした。