OM-D E-M5 MarkⅡ/オリンパス

カメラ

サブ機材、オリンパス・E-M5 MarkⅡの紹介です。2019年4月に中古美品(ボディのみ)を44,280円で購入しました。写真のレンズはM.ZUIKO DIGITAL 7-14mmF2.8です。

 

〔導入の経緯〕

オリンパス機は既にE-M10をライブコンポジット用として運用していますが、ライブコンポジット機を2台体制にするために追加導入しました。

ライブコンポジットは長時間露出をすることが多いのですが、例えば3時間露出したい(ライブコンポジットの上限が3時間なのです)場合、3時間かけて1枚の写真しか撮れません。これは非常に効率が悪い上に、ピンボケやブレなどの失敗があった場合に精神的なダメージが大きく、更に露出時間が長ければ長いほどやり直しが効かない場合が多いことは、想像に難くありません。

また、最高の星空に遭遇した場合など、二度とお目にかかれないかもしれないようなシチュエーションで、或いは滅多に行けない遠隔地のロケーションで、狙った写真が1枚しか撮れないというのは、あまりにも勿体無い事です。

ということで、2台体制と相成りました。その費用捻出のため、X-T20は残せなかったのです。ライブコンポジット撮影中は放置プレーなので、複数台運用すること自体は容易です。とは言っても、三脚もカメラの台数分必要なので、運搬等を考慮するとせいぜい2台体制がいいところでしょう。なお、三脚は何故か2つ持っており新規の出費が必要ないことも、2台体制の後押しになりました。

 

〔機種選定について〕

E-M10 MarkⅡやMarkⅢにすればE-M10とバッテリーを共用できたのですが、寄り亀は縦構図で撮ることが少なくなく、E-M10のチルトモニターでは苦労することが多かったので、バリアングルモニター採用のE-M5 MarkⅡを選択しました。

 

〔使ってみて〕

バリアングル目当てで入手した本機ですが、暗い場所でも明るさを増幅して被写体を見やすくする『LVブースト2』という機能が付いており、格段に構図が決めやすくなりました。E-M10にも同様な機能として『LVブースト』があるのですが、増幅が物足りず構図決めには試写が必要な場合が少なくありません。この場合カメラのアングル修正は目分量でやるしかなく、最終構図を決めるのに手こずっていました。それがほぼ一発で構図決めできるようになり、ストレスフリーになりました。

LVブースト2はE-M10MarkⅡにも搭載されていますが、何故かE-M10MarkⅢには非搭載なので、星景写真など暗がりでのライブコンポジットが目当てなら前者がオススメです。E-M10から買い換えたいところですが、この為だけに買い替えるのも面白くないし、それならいっそE-M5 MarkⅡの2台体制の方がタテヨコ気にしなくていいけどカネかかるし、う~んストレスが!

 

〔作例〕 縮小画像ですが、ご参考まで。

M.ZUIKO DIGITAL 7-14mmF2.8開放 ISO 1600

 

〔最後に〕

E-M10とさほど変わらぬ大きさの本機ですが、実際に手にすると各部の質感が高く、エントリー機との格の違いを感じました。最高シャッタースピードは1/8000秒、シャッターショックも抑えられており、防塵防滴と併せて『道具』としての信頼性の高さを期待させます。また、ハイレゾショット機能も搭載されていますので、別途試してみる予定です。