今回紹介するクラシックレンズは、エキザクタマウントの明るい中望遠レンズです。
このレンズ、希少さではアンジェニュー以上かもしれません。
上の画像でレンズにキズ(打痕?)があることがわかります。まぁ、実害はほぼ無いでしょう。この個体、レンズが綺麗なだけに残念ではありますが。。
残念なことがもうひとつ。ヘリコイドが非常に重いです。グリスが固まっているようで、オーバーホールしないと実用は難しそうです。とは言え、動きモノでなければ撮れないことはないのですが。
先ずは、カメラに装着した状態のルックスをチェック。
では、α7Sによる作例にまいりましょう。
まだ日の出前ですが、東向きでやや逆光気味といったところです。現代のレンズと違いレンズのコバ塗りがされていなかったり内面反射処理が甘かったりするので、明暗差が大きい場面は苦手です。勿論、これを作画に生かす腕があればいいのでしょうが。
次に遠景描写です。
次は最短撮影距離にて。
最短撮影距離でピントを合わせていて気づいたのですが、このレンズ、前ボケは芯がボケていく感じなのですが、後ボケは芯を残したまま滲むようにボケていく感じを受けました。開放~F2.8では等倍画像でわかるようにソフトフォーカスのようなので、花やポートレートでは武器になりそうです。
しばらく死蔵していたレンズだったのですが、ソフトフォーカスだと知り俄然活用する気になってきました。気が向いたら、また作例を追加します。