(写真のレンズはアンジェニュー 135mm F2.5)
サブ機材のα7Sを紹介します。2018年4月に中古美品(ボディのみ)を118,800円で購入しました。
〔導入の経緯〕
入手した目的は、主にクラシックレンズの母艦として使うためです。フルサイズなので本来の画角で撮れること、1つの画素サイズが大きいためα7・α7Rより画面周辺部の写りがフィルムに近くなる(相性が良い)ことから、あえて本機を選択しました。ボディ内手振れ補正を内蔵したα7S2は魅力的ですが、高額すぎるため検討対象外です。もともと高感度番長なので、必要なら感度を上げて対応できそうですし。
また、フィルム時代のミノルタの銘玉を復活させることも目的のひとつです。
〔使ってみて〕
・本機はミラーレスで、ボディ内手振れ補正もありません。おかげでバッテリー込み490gと、フルサイズながら軽量です。寄り亀はクイックリリースブラケットとマウントアダプターLA-EA3を常時付けているので、この時点で695gになってしまっています。
・グリップは少々小さ目でフィット感がいまひとつです。持っていて不安を感じるほどではないのですが、重いレンズを付けて右手でぶら下げていると疲れます。
・最近のカメラと比べるのは酷ですが、起動に2~3秒掛かります。自分の用途には問題ありませんが。
・高感度+長時間露出で画面の左端に赤いノイズが出ます。ISO 25600・露出2秒だとわかりませんが、ISO 51200・露出1秒あたりから目立ってきます。動画もISO 51200から目立ちはじめます。但し、気温に左右されるのかもしれません。現在28℃です。
・自慢の高感度は、寄り亀の感覚だとISO 6400までは無条件で使えます。
・バッテリーが小さ目で、最初から2個付いています。本機だけで1日撮影するにはあと2~3個必要でしょう。
〔作例〕 縮小画像ですが、ご参考まで。
アンジェニュー 135mm/F2.5 開放 ISO 200 画面左端が少し暗くなっているのが判るでしょうか?非純正レンズで電子先幕シャッターを使用した場合に出る症状のようです。
ミノルタ STF135mm/F2.8(T4.5) 開放 ISO 200
アンジェニュー 135mm/F2.5 開放 ISO 400
〔最後に〕
フルサイズ・1220万画素・ショートフランジバックと、現時点ではクラシックレンズの母艦に最適で、この点では他に変わるものが無い貴重な存在です。中古でも高価ですし、またAクラスの玉数が少ないカメラなので、取り扱いにはちょっと気を使っています。また、使いたいレンズが重い物ばかりで持ち出すのに覚悟がいるため、なかなか出番がありません。市場価格が下がりませんようにと、密かに願っています。